より良い人間関係を築く

より良い人間関係を築く

心理学を知っていると、良い人間関係を築くのに役立つ

都会の人間を揶揄した表現をするとき、「見て見ぬ振りをする」、
人間性をそう言われる事があります。

でもこれは、都会に住む人だけに言われることではありません。




最近では、ありとあらゆる場所ー家庭や会社内でも日常的に行なわれている行為です。

人が見て見ぬ振りをする最大の理由は、何だと思いますか?

(自分が)傷つきたくない、
面倒なことに関わりたくない、
もし何か間違ったら(相手に)申し訳ない、
自分が変な人間に思われたくない、
どうしたら良いかわからない、

と考えているためじゃないですか?

たとえば、満員電車の中で誰かが具合を悪くしたとします。
それが自分の目の前の人ならば、何かしらのアクションはするでしょう。

でも、
同じ車両の扉1つ離れていたら、それでもあなたは何か出来ることはないかと、
その人を助けに行きますか?

たとえば、我が子が好ましくないことをしているのを偶然目撃しても、
それを自宅で話題にする親はほとんどいません。

話題にすれば口論やケンカになり、
親子関係がギクシャクすることを恐れているからです。

また、新入社員の態度が好ましくなくても、
それを厳しく叱責する上司や先輩も少なくなりました。

叱ったことによって出社拒否されたら、
パワハラと訴えられでもしたら、

自分に責任が及ぶと恐れているためです。

しかし、それが正しい道と言えるのでしょうか

そうすることが優しさと言えるのでしょうか?

答えは言うまでもありません。

問題を棚上げしたまま避け続けても、自然に解決することはありません。

それどころか、問題は深刻化する一方です。

相手の気持ちに立ち入り、考え方を正すことこそが、本当の優しさです。

相手が快く思わないことを告げるためには信頼関係とタイミングが大切です。

正しい指摘だとわかっていても、
信頼していない相手から言われた言葉には反発してしまいますし、
いきなり人前で頭ごなしに怒られれば、相手はプライドを傷つけられたと感じます。

ここで大切なのは「人の心理を知る」ことなのです。

たとえば、子供や部下、後輩に向かって指をさしたことはありませんか?

あるいは上日遣いで見たことはありませんか?

このように、
何気ない普段のしぐさで相手の信頼を失っていることがよくあります。

しぐさや言葉づかい、そして声の大きさなどが、
周囲の人にとのようなイメージを与えるかを知っていれば、
マイナスの印象を与えることはなくなり、やがて 信頼を勝ち取ることができます。

また、相手の行動や会話を注意深く観察していれば、
いまどのような心理状態にあるのかが見えてきます。

そして、
「今なら受け入れてもらえる」というタイミングを見計らって話をすれば、

たとえ、痛みを感じることでも相手は納得してくれるでしょう。

もちろん、いつも成功するわけではありません。

相手が激高することだってあるはずです。

しかし、そんなときも人の心の動き方を知っていれば、
そこから必ず換回をはかることができるはずです。

心理学を専攻する、そこまでの専門性でなくても良いのです。
私達が日常の生活の中で遭遇するであろう場面で、
「相手はこんな事を考えているのかな」
そう感じ取ることができたなら、きっとあなたの言動は変わるはずです。

そんな日常に密着した、心理学の面白い研究の数々を紹介していきます。