人は目で語るとは言うけれど良い意味ばかりではない
昔から「目は口ほどにものを言う」ということわざもある程、人の目には何かを相手に伝える力があります。
これは心理学的にも正しいと言え、目の動きに注目していれば、相手があなたのことをどう思っているかが、大体解るといえるのです。
たとえば、あなたのことをときどき見つめる異性がいたら、それは好意を持っている可能性があります。
あなたもその人に好意を抱いているならば、思い切って話しかけてみてはいかがでしょうか。
きっと上手く繋がっていくはずです。
但し、3秒以上見つめ続けられる場合は、好意ではなく敵意を持たれている可能性も考えられますから、勘違いしないでくださいね。
女性が視線を外さない場合は、嘘をついているのかも知れません。
よく、「嘘をつくときは視線をそらす」と言いますが、女性の場合は嘘を見破られまいとして、逆に注視してしまうことがあります。
また、会話の途中で食い入るような視線を向けてきた場合は、その話題に興味があることをあらわしています。
付き合いはじめたばかりで、相手の趣味や嗜好がわからない場合は、この反応を見せたときの話題をふくらませるようにすれば、話がはずむはずです。
このような言葉ではなく別の方法でコミュニケーションを取ることを、心理学では「非言語的コミュニケーション」と言い、視線で何か伝える、伝えようとする事を「アイ・コンタクト」と言いますが、これも「非言語的コミュニケーション」の中の1つです。
視線を外すのは相手の優位に立ちたい心理が働いているから
あなたと視線が合うと必ず先に視線を外す人は、自分が優位にあると考えているか、優位に立ちたいと考えています。
心理学者のナップが、積極的な性格の人と消極的な性格の人が目を合わせたときの反応を観察したところ、80%以上の確率で積極的な人が先に視線を外すことがわかったそうです。
これは、積極的な性格の人ほど、自分が優位に立とうとする傾向が強いために起きる反応です。
「最近、尻に敷かれすぎているなあ・・・」と思ったら、恋人と会話するときに先に視線を外してみてはいかがでしょうか。
また、話題の最後にあなたのことを見つめる人も、自分の方が優位にあると考えています。
このときの視線は「私の言ったこと、わかってるわよね?」という言葉の代わりと言えるでしよう。