誰かを好きになるのって素敵な事のはずなのに、好きになりすぎるのはやめた方が良い?
心理学者のルービンは、
交際している男女を二年間にわたって追跡するという
ユニークな調査をしました。
調査対象となったのは2310組のカップルで、
60%が毎日顔を合わせており、
80%が性的関係を持ち、
平均交際期間は8ヶ月でした。
このうち、
二年後も交際を続けていたカップルはわずか828組でした。
つまり、
約45%ものカップルが別れてしまったということ。
この割合が多いか少ないかは微妙なところですが、
興味深いのは
「両方が望んで別れた」
と答えたのが、
僅か15%しかいなかったことではないでしょうか。
もし、
恋人との関係を長続きさせたかったら、
あまり好きになりすぎないことです。
「逆なのでは?」
とお思いかも知れませんが、
人には「最小関心の原理」という
心の動きがあります。
これは、
相手に対して関心の強い方が、
関心の低い方の言いなりになってしまう傾向のこと。
いわゆる「惚れた弱み」という状態で、
恋人をなんとしてでも繋ぎ留めようとして
お金や物を貢ぐのも、
この心理法則によるものと言えるでしょう。
人を愛することは悪いことではありません。
しかし、
あまり愛しすぎると、
相手が無理を言うようになったり、
気持ちが離れていってしまいます。
さらに、
愛した方も相手の要求に応じることに疲れ切り、
ある日突然興味を失ってしまうので注意が必要です。
つまり、
恋愛を長続きさせる秘訣は相手にも惚れさせること。
そのために大切なのは、
自分を磨き続けることではないでしょうか。
「釣った魚に餌はやらない」とばかりに、
交際しはじめたとたん
服装や立ち居振る舞いに気を遣わなくなると、
相手の関心度は下がる一方です。
その結果、
相手の言いなりにならざるを得なくなります。
こうなったら、
悪循環の始まりです。
お互いに惚れてこその長続き、
当たり前のようで
もしかしたらとてもハードルの高いこと
なのかもしれませんね。