熟年離婚を避けたいならば日々の生活に潜む原因を知ろう
好き過ぎると破局が近づくという記事で紹介した
ルービンのユニークな調査では、もうひとつ意外な結果が出ました。
恋人と別れる決断を下したのは、
ほとんどの場合女性の方だったというのです。
男性は「別れたい」と言われるまで
気持ちが離れていることに気づかず、
しかも女性より大きな落胆を感じる傾向がありました。
晴れて結婚した後も、油断はできません。
厚生労働省の調査によると、
いわゆる熟年離婚の件数が激増中で、
15年前と比べると2倍以上になっているそうです。
この場合も、
不満を感じているのは女性のケースが多いようです。
「あなたたち夫婦は円満ですか?」という質問をしたところ、
40~50代の男性は9割近くが「円満です」と答えたのに対し、
女性は7割どまりでした。
つまり、
熟年夫婦も男性が思っているほど女性は満足していないということ。
熟年夫婦の場合、
男性が定年を迎えたのを機に危機が訪れることが多いようです。
夫と一緒に過ごす時間が急に増えたことによって発生する
「夫在宅ストレス症候群」が主な原因です。
熟年離婚を避けるためには、
夫が今まで以上に妻の気持ちを理解してあげることが大切です。
この事からも判るとおり、一般的には女性の愛情が男性に対して
一途に向けられているのに対して、
男性が女性の愛情を「責任感」という感情へ置き換えてしまう。
そして「守る」が「支配」と同等行為になってしまうと言った、
男性特有の愛情表現へと変化する事が原因かもしれません。
ルービンの「最小関心の原理」さえ知っていれば、
熟年離婚はもう少し少なくなるのかもしれませんね。