大事な仕事こそ少数先鋭にかぎる?

人を沢山集めても、計画通りの力を得る事は出来ません。
それは多くの人が手抜きをするからです。

毛利元就は、三人の息子を枕元に呼び寄せ、
三本の矢束を折るよう命じました。

しかし、
息子たちは誰も折ることができなかったそうです。

これは、「三本の矢」という有名な逸話で、
三兄弟の結束を強く訴えかけたものです。

たしかに、三人が力を合わせれば一人で闘うより強くなります。

しかし、三倍強くなったかというと・・・ちょっと疑問です。

私たち人間はよほど怠け者にできているらしく、
集団で共同作業を行なうと、
一人当たりの作業量が低下する傾向があります。

しかも、この傾向は人数が多くなればなるほど強くなります。

これを「社会的手抜き (リンゲルマン効果)」と言います。

リンゲルマンはこれを証明するため、
被験者たちにロープを引っ張らせました。

その結果、
一人のときに出す力を「100」とすると、二人で引くと「93」、
三人になると「85」、そして八人で引っ張った場合には「49」まで
低下することがわかりました。

つまり、
重要な仕事に取りかかる場合は、
大人数を集めるよりも少数精鋭でスタートした方が、
マンパワーが無駄にならないということです。

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