結婚が不安、恋人と長い関係を作りたいなら、心理学的な視点で自己分析してみては?
今付き合っている恋人と結婚して、果たしてうまくいくかしら?
この人でいいのか不安・・・
これは、恋愛適齢期の人たち共通の関心事でしょう。
その答えを知るため、手相を観てもらったり、
相性占いの本を読みあさったりしている人が多いのではないでしょうか?
しかし、
心理学者のゴッサムと数学者のマレーによれば、
二人の会話を15分ほど聞いただけで、
結婚がうまくいくかどうかが94%という高い確率でわかると言っています。
彼らは700組のカップルを十年間にわたって追跡調査した結果、
次のような傾向があることを知りました。
◎結婚生活がうまくいくカップル
1.笑顔を浮かべながら会話をしている。
2.冗談を言い合う。
3.身体に触れながら会話する。
4.相手を褒めたり、相手の発言を肯定する会話が、否定的な会話の5倍以上ある。
×結婚生活がうまくいかないカップル
1.相手を馬鹿にする。
2.会話中にため息をつく。
3.会話中に目が泳ぐ。
4.相手を褒めたり、相手の発言を肯定する会話時間が、否定的な会話時間の5倍未満。
つまり、相手の意見を否定したり、
非友好的な会話が多いカップルほど離婚する確率が高いということ。
「今日の映画、最高に面白かったね」
「そうかしら? 私にはグロテスクすぎたわ」
「この洋服、どうかしら?」
「なにそれ!キミは相変わらず趣味が悪いなあ。違うのにしなよ」
何気なくこのような会話を交わしている夫婦は少なくありません。
しかし、もし結婚生活を長続きさせたいと思ったら、
肯定的な意見を増やすよう、努力することです。
また、今交際中のカップルが今後もうまくいくかどうかは、
メールやチャットの内容からもわかります。
ポイントは、機能語の使い方が似ているかどうかです。
機能語とは、名詞や動詞などと一緒に使われるが、
実質的な意味内容に乏しい言葉のことで、
日本語では「この、その、あの、どの、**た、**ない、また、そして、が」
などのことを指します。
心理学者のペネベーカーの調査によると、
この機能語の使い方が似ているカップルの8割が
三か月後も交際していたのに対し、
似ていないカップルは半数近くが三か月もたなかったそうです。
ちなみに、この傾向は実際の会話にも見られたそうです。
たとえば
「あの映画、観た?」と聞いて
「あの映画、面白かったよね」と答えてくれるということは、
気持ちが通じ合っている
映画のタイトルを言わなくても
「あの」だけでわかり合えているということ。
これならうまくいくのは当然かも知れませんね。
ちなみにペネベーカーは、
二人の機能語の使い方がどの程度一致しているかを
分析するサイトをオープンしています。
残念ながら英語でしかチェックできませんが、
もし外国人と交際していたり、
お二人とも英語が得意なら、
以下のサイトで確かめてみてはいかがでしょうか?
Online Research Consortiumfrom Universities Around the World