女性が男の嘘や浮気を簡単に察知してしまう心理とは
人間には様々なタイプの人がいて、あの人は「鈍感」な人だとか、「鋭い洞察力」のある人だとか。
特に女性全般に言える事で、男性からすれば恐ろしく感じる?ところが、「女の勘」が鋭いという事ではないでしょうか?
男性からすると上手く隠したつもりが、「なんでわかったんだろう?」
なんて事は良くある事ですよね?
今日は、その「女の勘」について心理学的な視点に併せて説明してみたいと思います。
符号化と符号解読能力とは?
感情や気持ちを表情やしぐさなどで表すことを心理学では「符号化」と言います。
たとえば、「好きな相手をつい見つめてしまう」「相手の話に共感するとうなずいてしまう」というのも符号化のひとつです。
好きな相手や好みの女性をつい目で追ってしまう、何度もチラ見してしまう、そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そして、この符号化を読み取る能力のことを「符号解読能力」と言います。
この能力には個体差があり、「鈍感」や「気配りが足りない」と言われたことのある人は標準よりかなり低いことが考えられます。
また、以前「KY(空気が読めない)」と揶揄された政治家がいましたが、あの人も符号解読能力が低かったのでしょう。
符号解読能力の女性と男性の違い
ちなみに、符号解読能力は男性より女性の方が高い傾向があると言われています。
恋愛において女性が鈍感と言われることが滅多にないのは、このせいでしょう。
但し、よく天然系と言われる女性がいます。
「アイツはニブいんだよ」
「どうしてオレの気持ちがわかってくれないんだろう」
なんとも可愛らしい性格のことを指して言われる事の多い言葉ですが、これは符号解読能力とは違います。
よく恋愛感度の記事で、男性は女性に比べて相手の気持ちを察知するのが苦手だと解説しましたが、それは符号解読能力の差によるものです。
「女性は男性の嘘や浮気をすぐに見抜く」と言われているのも、符号解読能力が優れているからです。
男性の中にも、この「符号解読力」の優れた人というのは存在していて、いわゆる「あの人は鋭い洞察力をしている」というタイプの人はその傾向にあります。
要は女性の方が、感情や気持ちを表情やしぐさから読み取ってしまう能力が優れているという事ですね。
気配りが出来る人と符号解読力が優れている人の違い
誤解しないようにしてほしいのは、気遣いが出来る人と「符号解読力」が優れている人では、全く別物です。
気遣いが出来る人というのは、洞察力が優れているのではなく、意識的に行動が出来る人のことですから、相手がどのような状況であろうとも、訓練的に出来るようになります。
優秀といわれるビジネスマンや経営者に多いのがこのタイプです。
直観力が優れていると勘違いしている男性も多いのですが、実は訓練により洞察力が優れたに過ぎません。
逆に符号解読能力とは天性的な要因によるものですので、誰でも簡単に身につける事はできない能力です。
学術的な言い方とは全く正反対な表現になってしまうのですが、男性に与えられた能力の1つが「力」だとするならば、これは女性に与えられた、子供を育てるために、あるいは身を力以外で守るための術として、神が与えた能力なのかもしれませんね。