失恋したときの周りの環境には注意が必要です。周りに異性が多いと心理的にこんな現象が・・・
「失恋」
経験したことがあるという人は多いはずです。
一度も経験したことが無いと言うならば、それもある意味すごい事だとは思います。
でも、失恋は心の奥がぎゅっと痛くなる、その時にはもう人生が終わってしまったのではないかと思うくらい悲しく感じる人もいるでしょうし、心の奥に何かが残り、時間の経過とともにそれは思い出の1つになってゆくものです。
そして、失恋をしたときに人が見せる反応はさまざまです。
正体がなくなるまでお酒を飲む人、思い出の場所へ何度も行く人、愛情が愛憎に変わってしまう人・・
しかし、余韻にばかり浸っていても失恋の痛みを消すことはできません。
大切なのは、恋人から友だちに戻る努力をすることです。
「忘れてしまえばいい」と言う人もいますが、同じ学校内や社内で恋愛をしていた場合、必ず顔を合わせることになりますし、「○○さんがAAさんと付き合っているらしい」、「○○さんが結婚する」という噂も耳に入ってきますから、少しずつ気持ちを落ち着かせて、友だちや知人という平穏な関係に戻ることが人現関係を築く上では得策です。
気持ちの切り替えがうまくできないと、「顔も見たくない」という一時の感情で学校や会社を辞めてしまったり、ストーカーになって相手に嫌がらせをするという取り返しのつかない事態を招くこともあるため、注意が必要です。
とは言え、失恋後そのまま平然とその相手と交流があるという人もいれば、そうではないという人も多いのではないでしょうか?
人によって別れ方も違えば、傷つき方も違う。
だから、正しい失恋などと言うものは存在しないのだと思います。
失恋直後の心理学を知って自分をしっかりと守りましょう
ところで、失恋したときに心理学の視点から1つ注意したいことがあります。
それは、自分の好みではない異性に惹かれないようにすることです。
失恋をすると、人は自尊心を低下させます。
自尊心が低下すると、相対的に周囲の人たちの評価が高くなります。
つまり、以前は「あまり趣味じゃない」と思っていた相手も魅力的に見えしまうということ。
心理学者のウォルスターは、次のような実験でこれを証明しました。
まず、女子大生をふたつのグループに分け、嘘の性格検査テストを受けてもらいます。
そして、一方のグループには「あなたは性格がよいですね」と言い、もう一方には「あなたの性格はあまりよくありませんね」と言います。
その直後、男子学生が両グループの女子をデートに誘ったところ、「性格が悪い」と言われ自尊心が低下したグループの方が男子学生に好意を持ちやすいことがわかったのです。
つまり逆を返せば、失恋直後の人は口説きやすい、口説かれやすい、という状態になると言うことです。
失恋した後は、次の恋へ走る前に「一呼吸置く」という、心の余裕を持ちましょう。
自尊心を低下させた状態の自分と恋をしても、自尊心が回復するとともに、その相手を好きでいられるのか分かりません。
あなたはきっと素敵な人なんですから、急ぐ必要はありません。
あなたを待っている運命の人はかならずあなたの目の前に現れるのです。