どうして修学旅行では他校とのケンカが起きやすいのでしょうか?

匿名性ってわかりますか?最近では匿名掲示板などが最もたる所ですが、サングラスをかけると気が大きくなったような気持ちになる、それが匿名性です。

ある調査によると、
「修学旅行中に、自分または友人が他校の生徒とトラブルを起こしたことがある」
と答えた人の割合は約20%だったそうです。

通常の通学時も他校の生徒とは接触があるはず。

にもかかわらず、
なぜこれほどまでに修学旅行中のトラブルが多いのでしょうか。

その理由は、集団で移動することが関係しているようです。

私たちは、「間違っている」とわかっていても、
集団に組み込まれると、
その間違ったことをやってしまうことがあります。

たとえば、他校の生徒と口論になったとしましょう。

ふだんなら「やめろ」と言う人でも、
集団のなかにいると「自分だけ浮きたくない」という気持ちが働き、
そう言えなくなってしまいます。

これを「集団圧力」と言います。

また、たとえ喧嘩になったとしても、
「たくさんいるから、誰が手を出したかわからないだろう」
という「匿名性」の心理が働き、歯止めが利かなくなってしまうのです。

最近は学生数の減少によって、
ひとつの旅館やホテルに複数の学校の生徒が一緒に泊まることが
珍しくないそうですから、先生方は気が抜けませんね。

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