相手の気持ちは左側に表れ、自分を隠したければ右を見せよ
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人が持つ感情の輪は顔の左側に集中して表れる

1980年に、アメリカの心理学者ロバート・プラッチクは8つの人間にある基本感情と、二点の組み合わせからなっている8つの応用感情から成り立つと言われている、「感情の輪」を提示しました。

基本感情 反対の感情
喜び (Joy) 悲しみ (Sadness)
信頼 (Trust) 嫌悪 (Disgust)
心配 (Fear) 怒り (Anger)
驚き (Surprise) 予測 (Anticipation)
悲しみ (Sadness) 喜び (Joy)
嫌悪 (Disgust) 信頼 (Trust)
怒り (Anger) 心配 (Fear)
予測 (Anticipation) 驚き (Surprise)
応用感情 構成 反対の感情
楽観 (Optimism) 予測 (Anticipation) + 喜び (Joy) 失望 (Disappointment)
愛 (Love) 喜び (Joy) + 信頼 (Trust) 自責 (Remorse)
服従 (Submission) 信頼 (Trust) + 心配 (Fear) 軽蔑 (Contempt)
畏怖 (Awe) 心配(Fear) + 驚き (Surprise) 攻撃性 (Aggressiveness)
失望 (Disappointment) 驚き (Surprise) + 悲しみ (Sadness) 楽観 (Optimism)
自責 (Remorse) 悲しみ (Sadness) + 嫌悪 (Disgust) 愛 (Love)
軽蔑 (Contempt) 嫌悪 (Disgust) + 怒り (Anger) 服従 (Submission)
攻撃性 (Aggressiveness) 怒り (Anger) + 予測 (Anticipation) 畏怖 (Awe)

出典:Plutchik, R. “The Nature of Emotions”. 

心理学者のサッカイムはこの8つの基本感情を表した、人の顔写真を半分にして、右半分だけで1つの顔になるように合成した顔真と、左半分だけで1つの顔になるように合成した顔を作り、それぞれ被験者たちに見せました。

その結果、幸福の表情以外の表情は、顔の左側に強く表れる事がわかったのです。

また、顔の左と右で表情の違う人物を選び、その写真を一瞬だけ被験者に見せるという実験をしたところ、圧倒的に左側の表情に注目した被験者が多く、左側に表れている感情をそれぞれキャッチした、という実験結果になったのです。

相手の心を知りたければ左側を見て、自分を隠したければ右側を見せよ

つまり、この実験結果からわかることは、人は無意識のうちに感情が表れやすい顔の左側に注目していて、相手の気持ちを必死に感じ取ろうとしているのだ、という事です。

恋人に嘘をついたり、心変わりを悟られたくないときには、相手の左側に座り、できるだけ自分の顔の右側だけを見せるようにしましょう。

そうすれば自分の感情を気づかれずに済むかもしれません。

逆に相手が最近冷たくなったとか、「他に誰か好きな人が出来たんじゃないか」等と思ったときには、相手の顔の左側に注目して問いただすと、本当のことが聞き出せるかも知れませんね。

但し、問いただす時には冷静に話すことがポイントになります。

こちらも感情に支配されてしまったら、正しい答えを読み取れなくなってしまいますよ。

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