
文部科学省の調査では、「いじめ」は減少していると言うけれど、実体が伴っているかは疑問。
先日行なわれた内閣府の調査によると、
「最も問題だと思う少年非行はいじめ」という結果が出ました。
いじめは許されざる行為です。
しかし、
その原因を少年にだけ押しつけていると、
対応を誤る可能性があります。
なぜなら、
先生が原因でいじめが発生しやすくなることもあるからです。
先生のタイプは三種類に大別することができ、
いじめが発生するリスクは次の通りです。
1.専制型:
先生が独断で意 思決定を行ない、それを生徒たちに命令します。
たとえば、クラスでひとつの課題に取り組むときも最終目標は教えず、
担当すべきことだけを命じます。
また、成績の良し悪しで生徒をひいきします。
このタイプの先生が担任になると、成績の向上は見られますが、
生徒たちは強いストレスを 受けます。
そのストレスを先生に直接向けることができないため、
不満はスケープゴートにぶつけられることになり、
いじめが起こりやすくなります。
2.民主型:
必ず生徒たちの意見を聞いて意思決定をします。
課題に取り組む場合も、最終日標を全員に伝え、
困っている生徒のことを必ず助け、ほめながら課題に取り組ませます。
また、成績の良し悪しでひいきすることもありません。
このような先生が担当したクラスではいじめが起きにくく、
生徒の成績も向上する傾向があります。
先生方全員が、
このようなタイプを目指してくだされば、いじめは確実に減るはずです。
3.放任型:
充分な判断力が身についていない子供の場合、
先生の指導は大切ですが、このタイプの先生は
「生徒の自主性 を尊重する」
と言って生徒にアドバイスを与えようとしません。
どのようにして課題に取り組めばいいのかわからず
困っている生徒がいても放任したまま。
このような先生のクラスでは生徒の成績はよくなりませんし
「○○さんがいじめられています」
という報告を生徒から受けても、対応しません。